相続税の申告の相談は、遺産分割について話し合いが終わってからでも良い?

いえ、遅すぎる場合があります。
できるだけ早く、準備に取り掛かるのが一番です。

問題点の一つとして、遺産範囲の検証をしていると、思わぬところから“遺産”が発見される場合が多々あります。
特に注意しなければならないのが、他人名義の財産(借名財産もしくは仮借財産と言う方もいます)です。
例えば、本人たちは知らない子・孫・曾孫名義で積み立てしている預貯金等です。
このあたりを見過ごして分割協議を行い申告書を提出し、後日税務調査などで発覚した際に、相続人間でのトラブルの原因となる場合があります。

遺産とは何か、相続税の申告対象とは何か、等々早めに対策しておくことで、税務署だけでなく相続人同士のトラブルを未然に防ぐ事となります。

その他、土地を分筆して売却し、納税資金に充当する予定の場合、土地の境界確定に思わぬ時間がかかる場合があります。
(隣地に上場会社の土地が有る場合、筆界確認をもらえるのが、社内稟議の関係で半年から一年かかる場合があります。)
分筆が遅れ、売却がなかなか進まないこともよくあることです。
納税猶予や延納・物納などにつきましても、影響が有ります。

まずは、できるだけ早く税理士と打ち合わせを行うことをお勧めします。
相続のスケジュールを確認しておくだけでも安心ですよ。