遺産の管理について

前回、相続放棄について述べました。
今回は、遺産の管理について検証してみましょう。

遺産の管理は、民法第918条に定義されています。
(相続財産の管理)
第九百十八条   相続人は、その固有財産におけるのと同一の注意をもって、相続財産を管理しなければならない。ただし、相続の承認又は放棄をしたときは、この限りでない。
2   家庭裁判所は、利害関係人又は検察官の請求によって、いつでも、相続財産の保存に必要な処分を命ずることができる。
3   第二十七条から第二十九条までの規定は、前項の規定により家庭裁判所が相続財産の管理人を選任した場合について準用する。

あと、相続の放棄を行った場合の遺産の管理は、前回と同じく民法第940条に定義されています。
(相続の放棄をした者による管理)
第九百四十条   相続の放棄をした者は、その放棄によって相続人となった者が相続財産の管理を始めることができるまで、自己の財産におけるのと同一の注意をもって、その財産の管理を継続しなければならない。
2   第六百四十五条、第六百四十六条、第六百五十条第一項及び第二項並びに第九百十八条第二項及び第三項の規定は、前項の場合について準用する。

つまり、遺産を勝手に処分するのではなく、自分の財産と同じように注意して管理しなければならない。
また、相続を放棄しても次の相続人へ引継ができるまで同様に管理しなければならない。
と言うことです。

もう少し言うと、保存管理を怠れば、責任を負うということです。

次回は、具体例を使ってもう少し掘り下げたいと思います。