贈与について(9) ~保険の契約者変更(前編)~

贈与について、今回は9度目の投稿です。

今回は、保険の契約者変更についてです。

(死亡)保険は、民法上の相続財産とは異なり、基本的に遺産相続の対象ではありません。
(保険金受取人が受取前に亡くなっている場合には、別の議論が有ります)
保険の契約(約款)に従って、条件(死亡・入院や満期、中途解約など)が満たされると支払われる“だけ”のものです。

所得税法(法人税法)や相続税法によって、ある“例外”を除き、保険金を受け取った時に受け取った人(自然人・法人の全て)が、受取の方法に応じて税金を負担するようになってます。
なので、受け取った時の法令により税の取り扱いも異なりますので、変わった事(保険契約の譲渡など)する時には注意が必要です。

ある例外とは何かという事ですが、もちろん色々とあります。
もっとも一般的なのが、「保険金の掛金負担者と契約者が異なっており、掛金負担者が死亡した場合」です。
この場合、解約返戻金相当額(もし仮に解約したものと仮定して返金される金額)に亡くなった方の掛け金の負担割合を掛け合わせたものを、相続(もしくは遺贈)したものとして、相続税の課税対象となります。
実は、よく見落としがちな相続税法上の財産です。

次回以降、契約者を変更することの問題点と重要性について書こうと思います。

前回ブログ
贈与について(8) ~税制改正要望~

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