贈与について(4) ~株式の贈与~

贈与について、今回は4度目の投稿です。

今回は、趣向を変えて株式会社(特例有限会社を含む)の株式の贈与について考えてみます。

上場している会社については、証券会社や信託銀行を経由して“株主名簿”を切り替えると完了です。
但し、配当金の受け取りや議決権の行使について、贈与“された”方がしていない場合には、贈与が否認される可能性が高いので、その点だけ注意ですね。

非上場会社の株式について確認してみましょう。
株券を『発行している』場合と『発行していない』場合で、若干変わってきます。
なお、株券については、設立時の定款や、その後に変更された定款において定められており、登記情報にて確認できます。
(株券発行会社と登記されていながら株券を発行していない会社は要注意です)

『株券発行会社』の場合
株券の“裏書き”を行うことにより、引き渡しが完了したものとされます。
もちろん、贈与契約書・議事録・譲渡承認請求確認関係書類等を揃え、株主名簿もあわせて更新しておく必要があります。
(株券発行会社でありながら発行していない場合、立派な贈与契約書や議事録が有っても、贈与や譲渡等について全て“無効”です。)

『株券不発行会社』の場合
株主名簿が更改されたことにより、引き渡しが完了したものとされます。
また、発行会社と同じく贈与契約書・議事録・譲渡承認請求確認関係書類を揃えておきます。
これらが無いと、何を根拠に株主名簿を変更したのかがわからないためです。

どんなところに落とし穴があるのか分からないので、注意が必要です。

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贈与について(3) ~不動産の贈与~