贈与について(2)

贈与について2回目の投稿です。

“贈与”そのものについてもう少し深く探っていこうと思います。

贈与の定義は民法第549条に定められています。
「贈与は、当事者の一方が自己の財産を無償で相手方に与える意思を表示し、相手方が受諾をすることによって、その効力を生ずる。」

この条文だけでは、“あげます”“いただきます”のやり取りだけで無条件で贈与が成立するように思われるかもしれませんが、実際には引き渡しが終わって、財産をもらった人が自分のものとして運用した時点で確実に完了したものと言えます。

根拠の一つとして民法第550条があげられます。
「書面によらない贈与は、各当事者が撤回することができる。ただし、履行の終わった部分については、この限りでない。」

つまり、“贈与契約書”が無くても、引き渡してしまったものは返せとは言えない
⇔(言い換えれば)引き渡す前はいつでも撤回できる
ので、本当に贈与する意思があったかどうかわからないということです。
(勝手にとっていったと言われない為にも、贈与契約書は作成すべきですが)

では、次回より贈与する財産の種類毎に考えていきましょう。

前回ブログ
贈与について(1) ~贈与の定義~