自転車のトラブル

先日、ADR研修に参加してきました。
内容は、FPの方を講師に招いて「自転車事故」に関するものでした。

われわれ兵庫会におきまして、自転車事故もADRの対象としております。
つまり、自転車で事故が起こった場合、被害者の方と加害者の方が補償などの話しあう場を提供するということです。

裁判に訴えた方が良いのではとお考えになられる方も多いとは思います。
しかし、死亡や重度障害の場合を除き、裁判に持ち込んだとしても、割に合うのかという問題もありませす。

過去、兵庫県内にて起こった自転車事故で、9,000万円超の賠償金の支払いの判決が出されたことは、皆様ご存じだと思います。
でも、高額な賠償金と言っても、払ってもらえなければ意味はありません。
裁判所は「払いなさい」とは言いますが、その後どうなろうと『知ったことではない』というスタンスです。
払ってもらえなくなった場合、新たに裁判を起こすこととなります。
例え、強制執行の判決を勝ち取ったとしても、加害者側にお金がなければ、結局のところ“無い袖は振れない”となります。
対して、裁判を行うのに弁護士を雇った場合、どちらにせよ報酬がかかります。
被害を受けたけど、もらえないのに払わななければならないと、まさに泣きっ面の両方のほっぺたをハチに刺される状態ではないでしょうか。

弁護士などに示談交渉を依頼するのも手ですが、“全権委任”が必須となることもあると聞いたことがあります。
つまり、勝手に交渉が行われてしまうということです。
謝罪も、文章もしくは弁護士から聞かされたとしても、納得があるかどうか、私は非常に疑問におもいます。
かといって、面と向かって何が言えるのかというと、何も言えないし、そういう時こそ、ADRを活用してみてください。

お互いに話し合って、できる限り現実的な補償を取り決めた方が、かえって納得感と実利が高くなるかもしれません。

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