不動産の賃貸借(7) ~国土交通省より、賃貸借契約書のひな形が公開されました~ 極度額に関する参考資料①

“ 今回紹介するのは、①家賃債務保証業者に対する損害額の調査結果 です。

 国土交通省が、同省の家賃保証債務業者登録制度に登録している家賃債務登録業者13社に対して、各業者が保有する平成28年又は平成29年のデータのうち直近で集計可能な過去一年分又は直近の1,000件のデータの集計と提出を依頼し、それを集約したものです。
 集計件数は20,886件(損害の発生していない件数は含まれない)です。 つまり、一時滞納があっても後日回収され損害とならなかったものはノーカウントだということです。
 月額賃料帯を8つに区分し、それぞれ集計されております。

(集計データにダブりはありません。 例えば月額賃料6万円は②を参考にしてください。)
①賃料4万円未満 中央値は11.5万円,平均値は17.7万円,最高額は178.4万円
       10万円未満が44.5%、30万円未満が80.0%とのことです。
②賃料8万円未満 中央値は19.0万円,平均値は28.2万円,最高額は346.0万円
       20万円未満が51.9%、40万円未満が75.7%とのことです。
③賃料12万円未満 中央値は35.6万円,平均値は50.0万円,最高額は418.6万円
       30万円未満が43.3%、70万円未満が74.6%とのことです。
④賃料16万円未満 中央値は49.9万円,平均値は71.2万円,最高額は369.3万円
       40万円未満が41.8%、100万円未満が71.9%とのことです。
⑤賃料20万円未満 中央値は64.8万円,平均値は97.3万円,最高額は478.5万円
       50万円未満が41.3%、120万円未満が70.0%とのことです。
⑥賃料30万円未満 中央値は85.8万円,平均値は126.2万円,最高額は606.8万円
       70万円未満が42.0%、160万円未満が70.8%とのことです。
⑦賃料40万円未満 中央値は104.5万円,平均値は156.8万円,最高額は887.4万円
       70万円未満が40.3%、180万円未満が71.0%とのことです。
⑧賃料40万円以上 中央値は270.0万円,平均値は437.3万円,最高額は2,445.3万円
       210万円未満が41.7%、500万円未満が72.2%とのことです。

 ⑧はあまりにも幅がありすぎるので何とも言えませんが、パッと見た感じ、トラブルが起こった時、その半数の損害が大体2.5~3カ月分の賃料で収まっているのかなという感じでした。
 但し、あくまでも賃料回収のプロ(と言ってもいいと思うのですが・・・)でこの通りなので、もしオーナーさんが直接賃料の回収を行っている場合、早めの対応をされないとこれよりも損害額が増加するのではないでしょうか。

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