不動産の相続対策について(1)

贈与と並行して、不動産の相続対策について随時掲載していきたいと思います。

第一回目は、土地の境界確定です。

不動産の相続対策としては、「銀行から借り入れをして賃貸業を始めよう」と思われる方が少なからずおられると思います。
しかし、もっと基本的なこととして、境界確定こそやっておくべきものなのです。

境界確定とは、文字通り土地の境目を明らかにすることです。
やっておくことにより、その土地の価値は格段に上昇するでしょう。
境界が明確なので次のメリットがあります。
①売却の際、取引がスムーズに進む。 (買手が安心するので、売値が上がる傾向となります)
②担保価値が上がる。
③建物が建てやすくなる。
等々・・・。

では、なぜ生前中にやっておくことが相続対策かと言うと、
①納税資金の確保のための売却や、納税猶予・延納物納の手続きがスムーズにいく。
(境界確定していれば、分筆も比較的早く行えるためです。)
(境界があいまいな土地は、担保として不適格と判断される場合がある為です。)
②相続財産(になる予定)から支出するので、(その土地の)相続人(になる予定の方)の負担となりません。
③境界に少しでも詳しい人に行ってもらうことで、少しでも有利に進められる可能性がある。
(わからない人が行うと、相手の言いなりになる場合があるため)
等々・・・。

何度も申し上げますが、私は“境界確定”こそ最も重要な相続対策と思います。